2012年6月11日月曜日

<ある本から>


ちょっとやそっとでは逆転できない不利なときには、つい成功と失敗の振り幅の大きい賭けをしがちです。逆にそのようなときほど、ギャンブルというか、一か八かの勝負手をやるべきではありません。確かに瞬間的には相手を驚かせられるかもしれません。しかし、落ち着いてよくよく見られると、結構簡単にとがめられてしまうのです。相手と差がついている不利なときの姿勢としては、じっと我慢をしてそれ以上の差が開かないように、なんとかついていくことです。このギャンブルをしないというのは、変化をしないということではありません。ギャンブルと変化の違いは何か。ギャンブルはその1回だけを良くしようという考え方で、今回だけうまく行けばいいというものです。一方、変化とは、方針や方向性を変える、修正してみてうまく行かなければ違うことをやる。これを繰り返すことです。

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