ちょっとやそっとでは逆転できない不利なときには、つい成功と失敗の振り幅の大きい賭けをしがちです。逆にそのようなときほど、ギャンブルというか、一か八かの勝負手をやるべきではありません。確かに瞬間的には相手を驚かせられるかもしれません。しかし、落ち着いてよくよく見られると、結構簡単にとがめられてしまうのです。相手と差がついている不利なときの姿勢としては、じっと我慢をしてそれ以上の差が開かないように、なんとかついていくことです。このギャンブルをしないというのは、変化をしないということではありません。ギャンブルと変化の違いは何か。ギャンブルはその1回だけを良くしようという考え方で、今回だけうまく行けばいいというものです。一方、変化とは、方針や方向性を変える、修正してみてうまく行かなければ違うことをやる。これを繰り返すことです。
意地と根性で無謀に挑戦する時期は終わった。たくさんのケースに遭遇し、多くの状況を経験していく中で培われてきたものもある。しかし、何をしていいか、どうして良いか分からないといった場面で、性格というものはよく出るもの。何度考えても何が正しいのか分からないケースは少なくない。「八面玲瓏」とは周囲を見渡せる状況であると同時に、透き通った静かな心持ちを指しており、こうしたまっさらな状態でこそ、曇り無い決断、一番良い決断ができる。
2012年6月11日月曜日
<ある本から>
結果が出ていない原因が、不調なのか、それとも実力不足なのか、もう少しやればものになるのか、という見極めどころをどうするか、という問題があります。
不調か、実力不足かの見分け方を四つ挙げます。
①結果を見るのではなく、内容だけを見ること。
②身の回りで起こっている出来事を見ること。
③自分の視点ではなく、第三者の視点で見たときに、「自分がどう映っているのか」を他の人に確認してみること。
④人から言われた言葉の、感じ方の違いを見ること。
2012年6月3日日曜日
<ある本から>
ツキや運というものは、常に変化する、揺れ動くと同時に、人を魅了する、魅惑する面が非常に強いものです。だからこそ、ギャンブルや占いは、いつの時代も非常に流行しています。しかし、ツキや運というのは引力が強く、「ツイているか、ツイていないか」というところに一喜一憂するあまり、肝心要の自分自身の実力、能力を上げていくことがおろそかになってしまう面もあります。ツキや運というものは目には見えないものですが、確かに存在します。しかしあまりそれにとらわれすぎない、こだわりすぎない面も必要ではないでしょうか。
2012年6月2日土曜日
<ある本から>
局面を、自分の側、相手の側からではなく、審判のように中立的に見ることです。言葉を変えると「他人事のように見る」ということです。
恐れず、客観的に、相手の立場になること。そうすると自分自身や相手、場によって生み出された、勝負を複雑にする雰囲気から距離を置くことができ、結果につながる道筋が見えてきます。
2012年6月1日金曜日
<ある本から>
「幸せ」とは何か。
それは、日々の生活が充実していること、そして何か発見があること、面白さがあることだと私は考えています。つまり幸せとは、一箇所にとどまって、「これで幸せ」というものではなく、現在進行形で動き続けているもの、変わり続けているもの、変わり続ける中で、新しい発見があるもの、やりがいを感じることや充実感があることを見つけ続け、探し続ける、そのプロセスです。
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